静岡県富士市において、災害状況の情報の集約に「Hec-Eye」を導入

 

静岡県富士市では災害状況を迅速に集約するために、EDACが監修した遠隔情報共有システム「Hec-Eye(ヘックアイ)」を2022年4月に、株式会社リアルグローブ(所在地:東京都千代田区)および株式会社イーシーセンター (静岡県富士市 )を介して導入いただきました。

 

富士市では、2022年9月台風15号に伴う豪雨災害(富士市を含む、静岡県内23市町に災害救助法を適用)、2023年8月16日には200ミリ以上の雨を観測したことで、土砂災害や浸水被害の恐れがあるとして避難指示(警戒レベル4)が出されるなど、豪雨災害の被害がニュース等で伝わってきました。

 

近年、大型の台風や豪雨等の異常気象により、山腹崩壊、崩壊土砂の流出、落石等の山地災害が多発しており、「Hec-Eye」を活用し災害状況を迅速に集約することで、二次災害の防止、災害復旧に役立てています。

 

※富士市_イメージ画像

 

 

富士市は、市内の東部および北部は、富士火山および愛鷹火山により形成された斜面地帯です。富士川の西岸では、松野盆地といった、一部の平坦地および河岸段 丘の段丘面を除いては、ほとんどが急峻な山地です。西部、中部、南部は、加島平野や浮島ヶ原が広がり、沿岸部では東西に細長く駿河湾を縁取る田子浦砂州が形成されています。

山地災害危険地区は、荒廃の形態によって、「山腹崩壊危険地区」、「崩壊土砂流出危険地区」、「地すべり危険地区」の3種類に区分しています。災害が発生するおそれがある地区を知っていただき警戒避難等の早期対応をすることで、災害の発生を未然に防止するために設定するなどの対応をしています。

 

(※参照・富士市ホームページ:https://www.city.fuji.shizuoka.jp/index1.html