静岡県富士市において、遠隔情報共有システム「Hec-Eye(ヘックアイ)」を活用した災害発生後を想定した実演とセミナーを開催
Hec-Eye(ヘックアイ)」をドローンと連携し、災害発生後を想定した情報収集などで活用する実演とセミナーが、「Hec-Eye」の開発・販売を手がける株式会社リアルグローブ(所在地:東京都千代田区)と、株式会社イーシーセンター (静岡県富士市 )により開催されました。
近年、災害は多発し甚大化しています。多くの自治体では、発災後における被害状況の把握、情報集約、関係各所との迅速な情報共有が課題となっています。富士市では昨年度、課題解決の一助を担うため「Hec-Eye」を導入いただき、当日は富士市役所危機管理課のご担当者様に実際の活用事例をご紹介いただきました。
今回の実演会では、災害(地震・風水害・津波等)発生後、自治体が被害状況の把握から情報集約、共有までを行う事を想定して実施しました。
災害対策本部では、地図付き遠隔情報共有システム「Hec-Eye」を活用し、現場で撮影したドローンやスマートフォンからの映像・写真および位置情報をリアルタイムに中継・共有することで、被害状況を把握します。
今回は、住民や各現場から通報情報が入ったことを想定し、ピン機能を活用してシステムの地図上に入力・登録することで、現場の位置等の情報が確認できます。進捗状況に応じてピンの色を変更し、対応状況の変化を「見える化」することで、対応漏れや確認の重複による無駄を防ぎます。Hec-Eyeを活用することで情報収集、集約、リアルタイムで共有するまでの「一元化」が可能になります。
実演会の参加者からは、「地図上でリアルタイムに進捗が確認でき、状況がわかりやすい」「複数の映像をリアルタイムで確認できることは、とても有益だ」との評価を頂きました。
【開催日】
2023年9月15日(金)
【場所】
富士市災害対策本部室
ドローンフライト:ふじのくに田子の浦みなと公園
スマホ中継場所:𠮷原商店街
【富士市ホームページ】